さらに数カ月後…
あの後、本当に振り込みは停止。ずっと息子夫婦は音信不通になっていたのですが、ここ数日A子さんから鬼電が来るように。ついに電話に出てあげると、ものすごい剣幕でこう言ってきたのです。
「お義母さん、今までの仕送り分を返してくださいよ! あの人、結婚前はいっぱい貢いでくれたのに、ここ数カ月はゼロ。大企業の役員なのにお金がないのは実家に仕送りしたせいだって言うじゃない。それ、私たちのモノよ!」
私はついに真実を明かしました。「あのね、息子の振込は仕送りじゃなく、借金返済のためよ。私が肩代わりした分のね。代わってあげるなんて甘やかしたのがそもそも間違いだったわ」
さらにとどめのひと言。「ちなみに息子はたしかに大企業で働いているけど、役員じゃなく平社員ね。あなたに貢ぐためにまた借金していなければいいけど。ま、私たち絶縁したから関係ないわね」
A子さんは心底驚いた様子です。「私をだましたの? 離婚してやる!」と怒鳴り、私との通話をブチンと切りました。その後……。案の定、借金を重ねていた息子は、嫁と大喧嘩の末に離婚しました。
一方、私と夫は、孝行者の娘から温泉旅行をプレゼントされました。息子もいつか改心し、自力で借金を完済したら、娘を見習って親に感謝の気持ちを表してほしいと思っています。
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親には借金を肩代わりさせ、嫁にはウソをつきまくる……。情けない息子でしたね。親子の絶縁は、むしろ良い機会だったのかもしれません。今度こそ、心を入れ替えてしっかり借金を返し、実直になってほしいものです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。








