つらい症状は熱だけじゃない!
発熱から3日たち熱が下がり始めると、帰宅した夫は「熱は下がった?」と毎晩声をかけてくるようになりました。「まだ37度ある」と答えると「ふうん」と言って去っていきます。
4日目も、顔を合わせるなり「熱は下がった?」と聞く夫。5日目も、6日目も、毎晩私の顔を見ると「熱は下がった?」とだけ聞き、それ以上の言葉がない夫に、私は腹が立ち始めました。なぜなら新型コロナは熱だけではなく、むしろ熱が下がってからも続くさまざまな症状がつらかったからです。もし「熱が下がったなら、家のこともうできるよね?」と遠回しで言いたいのなら、あきれます。
性懲りもなく7日目にも現れた「熱は下がった?」おばけに、ついに堪忍袋の緒が切れた私は、「新型コロナの大変さは熱だけじゃなくて、熱が下がっても続く症状なんだよ!」と強く言うと、夫は「そんなの俺も経験してるから知ってるよ!」と逆切れ。
そんな夫に「経験?」と眉をひそめる私。なぜなら、夫は新型コロナに罹患したことがないはず。たしかに1年前に新型コロナを疑う風邪症状で一度会社を休みましたが、検査はしていないので新型コロナとは診断されていないのです。それに、本当に経験があると言うなら、私に対する今回のような対応は理解できません。
毎晩やってきた「熱は下がった?」おばけは、その日以来、私の前から姿を消しました。その代わり、今度は私から新型コロナがうつった娘のところに、数日間「熱は下がった?」おばけが現れたそうです。
まとめ
「熱は下がったの?」のひと言でしか心配ができない不器用なご主人なんだよ……と言う人もいます。普段から物静かな夫だったら、そうかもしれません。でも、夫はそんな気弱な人ではありませんし、30年一緒にいる私は、彼の “面倒なことを回避しようとする” 性格が、そうした言動に現れることを嫌なほど味わっています。そして、その性質は年を追うごとに顕著になっていることに気付いています。そんな人と死ぬまで連れ添うべきなのか? 家族を続ける必要があるのか? そもそも家族って何なのか?……初めての新型コロナ感染を機に、考えずにはいられませんでした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:あらた繭子/50代女性。1999年生まれの息子と2005年生まれの娘をもつフリーライター。長年にわたる無茶な仕事ぶりがたたり、満身創痍の身体にムチを打つ毎日。目下の癒やしは休日のガーデニングと深夜のKPOP動画視聴。
マンガ/あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)








