
2011年3月11日、突然の日常の崩れに寒さと不安だけが残りました。水もガスも止まった日々の中、ある瞬間に胸の奥から込み上げた感覚を、私は今も鮮明に覚えています。
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あの日の出来事
2011年3月11日、金曜日。日本はかつてない未曾有(みぞう)の災害に襲われました。3月とはいえ、まだ冬の冷たさが残る時期で、朝晩は特に身にしみる寒さでした。
そんな中、私の住んでいた地域では水道もガスも止まり、しばらくの間、温かいものを口にすることができませんでした。
ようやく口にできた温かい食べ物
寒さと不安を抱えながら過ごす日々が続いたある日、私の地域にも簡易的な応急給水とガスボンベが届きました。貴重な水でお湯を沸かして分けてもらい、そのとき、私は久しぶりに温かいカップラーメンを口にしました。
そのひと口が、心と体の奥にじんわり染み渡ったのを今でもはっきり覚えています。








