「伝えたい」覚悟を決めたトイレの個室
でも、変化はありませんでした。日がたつにつれ、においはますます強くなってしまって……。私はついに覚悟を決めました。嫌われるかもしれない、それでも、彼女がほかのクラスメイトから好奇の目で見られるのはつらく、見て見ぬふりはもうできなかったんです。
放課後、彼女をトイレに呼んで、私はゆっくりと言いました。
「ごめん。こんなこと言ったら、傷つけてしまうかもしれないってわかってる。でも……。Aちゃん、自分じゃ気付きにくいかもしれないけど、ちょっと気になるにおいがするときがあるかも……って思ってて。私もそうだったからわかるし、他の子が気にしてるのも感じてた。だから、どうしても伝えたかったの。本当にごめんね。大きなお世話だったら許して」
彼女は一瞬、何も言わずに私の顔を見つめて、すぐに顔を真っ赤にしてその場を去ってしまいました。
傷つけた…?すると彼女が
あぁ、やっぱり傷つけたんだ……と、私はしばらくその場で立ち尽くしていました。でも、次の日。思いがけず、彼女が私に声をかけてきたんです。
「とりあえず、昨日のシート、試してみたんだけど……どうかな?」
少し恥ずかしそうに、けれど真剣な表情でそう聞かれたとき、胸がいっぱいになりました。たしかに、においはぐっと軽減していました。
私は思わず泣きそうになりながらも、笑顔で言いました。
「すごくいいと思う! 放課後、ドラッグストアに一緒に行って、いろいろ試してみない?」
彼女は少し戸惑いながらも、ふっと笑って「うん」とうなづいてくれました。
まとめ
見て見ぬふりをすることもできたけれど、友人として、気付きにくいことほど伝える勇気も必要だと思いました。その後、彼女が身だしなみに前向きになり、自信を持って変わっていく姿を見て、伝えてよかったと心から思えました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:花田佳穂/40代女性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
※AI生成画像を使用しています








