少しずつ異変が…白髪が増え顔つきまで暗転
しかしその後、夫の介護を自宅でひとり毎日続けていたAさんに異変が起こり始めました。
あるとき、Aさん宅を訪れると玄関が開いていて、すぐそばのキッチンで作業をしているAさんの姿が見えました。「こんにちは~」と大声で叫び、念のため玄関のインターフォンを押すと、大音量の呼び出し音が家の中に鳴り響きました。
しかし、聴こえているはずのAさんはいつまでたってもこちらに来ません。しばらくしてようやく顔を見せてくれましたが、動作もゆっくりで様子がおかしいのです。そして「なんか最近忘れ物ばっかりよ。私ってダメだわ」と後ろ向きな言葉を発しました。
その翌月、翌々月と、Aさんに会うたびに毎回同じような言動が続いたのです。なんだか白髪も急激に増え、表情も一転して暗くなり、時々険しい顔で私をにらんでいるような日もありました。「これはおかしい……」と心配していたところ、実家の母から「Aさん夫婦、2人で入院したよ」と連絡が入ったのです。
結局、Aさんはたったひとりで夫の介護に明け暮れ、心身を病んでしまったそうです。Aさんに異変が感じられるようになったのは、数カ月から1年の間のことでしたが、人はここまで急変するのかという驚きを隠せませんでした。
まとめ
今もAさんの入院生活は続き、実家に帰省しても会えないことがとても寂しく残念です。同時に私に何かできることがあったのではないかと、いまさらながら悔やまれます。今回の出来事から、たとえ介護者が嫌がっても、公的なサービスなどを早めにしっかり利用することが重要だと改めて思い知らされました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
※AI生成画像を使用しています







