新居は秘密に…そしてお祝いのお願い?
ショックを隠しながらも、私は2人を祝福しました。「おめでとう。これからはお互い支え合って頑張ってね」。そして、ふと「今はどこに住んでいるの?」と尋ねたところ、息子が答えようとした瞬間、A子さんがすっと会話を止めました。
「すみません、住所は教えていないんです。お互いに気をつかわない距離感でいられたらと思って……」
少し戸惑いましたが、考えがあってのことだと受け止めました。ところがその後、A子さんがさらりとこう言ったのです。
「お祝いは現金だと助かります」
その言葉に、私も娘も思わず顔を見合わせました。金銭面を最初に持ち出されたことで、複雑な気持ちになったのを覚えています。
距離を置くことに決めた私たち
その後も息子たちとは新居の住所を聞くことができないまま、交流は最小限にとどまりました。
一方で私と娘は、念願だった新築マンションへの引っ越しを決断。新しい生活をスタートさせることになりました。
こちらも新居の住所をあえて息子たちには伝えませんでした。息子夫婦が「お互いに気をつかわない距離感を」と考えているのを理解し、その思いを尊重したかったのです。








