驚きの「余命宣告」
ところが数日後、父から電話がありました。
「余命1カ月しかないんだ……」
涙声でそう話す父に、私も慌てて詳しく聞くと、どうやら誤解があったことが判明。胸をなで下ろしましたが、その会話をどこかで義母が耳にしていたようなのです。
翌日、義母が突然「お父様、遺言書は書かれているのかしら?」と私に尋ねてきました。夫は「骨折だけだろう! 縁起でもないこと言うな」と怒りをあらわにしましたが、それを境に義母の態度が一変。
それまでの厳しい言葉がウソのようにやさしくなり、「お見舞いに行ってきなさいよ」「帰省もしてきたら?」とまで言いだしたのです。
義母の派手な行動
その後、夫から「母さんがブランドバッグを買いあさったり、急に海外旅行に行ったりしている」と連絡が入りました。普段は節約して生活している義母が、なぜ急に派手な行動を……。私も夫も首をかしげるばかりでした。
そんなある日、義父から電話があり、父の容体を気づかってくれました。そこで話していると、思いがけない事実が判明。どうやら義母は「父が亡くなる=私に財産が入る」と勘違いしていたようなのです。
実際には、父が「余命1カ月」と言ったのは、ゲーム内で育てていたバーチャルペットのこと。まさかそんな話が現実の遺産問題に結びつくとは思いもしませんでした。








