幼なじみの思わぬ言葉
娘が「パパはね、子どもたちが勉強を楽しめる塾をやってるんだよ!」と誇らしげに話すと、B美がうなずいて言いました。
「全国に教室がある塾だよね? 私も知ってるよ」。A子はあっけにとられた様子で黙り込みました。私は少し照れながらも説明しました。
「妻を亡くしてから、子どもたちが楽しく学べる場所を作りたいと思って始めたんだ。気付けば少しずつ大きくなっていてね」。その言葉を聞いたB美は、表情を和らげてくれましたが、A子はうつむいたまま何も言いませんでした。
B美への提案
話の流れで、B美がシングルマザーとして仕事と子育ての両立に悩んでいることを知りました。「パートで精一杯で、習い事に通わせてあげられなくて……」と涙ぐむB美。そこで私は、彼女が昔から成績優秀で子ども好きだったことを思い出し、ふと提案しました。
「もしよかったら、うちの塾で働いてみない? 子育て優先で働けるように調整できるし」
B美は少し驚きながらも、「私でよければ、ぜひ……」と答えてくれました。
まとめ
B美が加わったことで、私の塾では経済的に通えない子どもを対象にした支援プランを作ることができました。スポンサーや地域の協力も得ながら、親の負担を減らす取り組みを広げていったのです。
A子も、息子さんが「楽しそうだから通いたい」と言いだしたことで、最終的にはうちの塾に通わせるようになりました。最初は戸惑っていたA子も、少しずつ考えを改めてくれたようでした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。








