「メリークリスマス!」
そして1年後のクリスマスイブ。きょうだいは、自分たちだけで母親へのクリスマスケーキを作り上げました。完成したケーキを見て、彼らは感激で目を潤ませていました。
翌日、「母がすごく喜んでくれました! 生まれて一番のクリスマスでした!」と報告に来てくれた2人の姿に、私も胸が熱くなりました。
「いつか、このお店でも自分たちのケーキを出せたら……」と語った彼らに、私は言いました。
「本気で続ける気があるなら、製菓学校に進む費用を私に手伝わせてくれないか?」
きょうだいは驚きながらも、「いつか調理師免許を取って、出世払いで必ずお返しします。だから、そのときまで元気でいてくださいね!」と感謝を伝えてくれました。
店内には、「メリークリスマス!」という声とともに、温かい空気が広がっていました。
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初めは少し失礼な態度を見せていた高校生の2人でしたが、事情を知って素直に反省し、前向きに変わってくれました。年齢を重ねた人には、その分だけ積み重ねてきた経験があります。若い世代が先輩から学び、敬意をもって接することで、より良い関係が築けるものなのですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。








