
私の娘は結婚から数年で離婚し、2年前からシングルマザーとして小学5年生の娘(私の孫)と2人暮らしをしています。普段はしっかり者の娘ですが、仕事と子育ての両立で心身ともに疲れているように見えることもありました。
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孫にスマホを持たせたきっかけ
母子家庭での生活が始まったころ、私は夫と相談して「何かあったときにすぐ連絡が取れるように」と孫にスマホを持たせたいと提案しました。
「GPSで居場所もわかるし、少しは安心できるわよ」と言いましたが、娘は「まだ小学生だし、早いんじゃない?」と気乗りしない様子。
「でも、最近は通学路でのトラブルもあるし、持っておいて損はないわ」と説得し、最終的には私の負担で持たせることにしました。
その判断が、のちに“救い”になるとは、このときは思いもしませんでした。
深夜のメッセージ
そんなある日の深夜2時。スマートフォンに届いたメッセージを見て、思わず息をのみました。
「おばあちゃん、今から行っていい?」——送信者は孫でした。
孫からの「行っていい?」という連絡に驚いて電話をかけると、泣きそうな声でこう言いました。
「ママがずっと寝てて、ごはんも食べてないの」
慌てて車を走らせ娘の家へ向かうと、玄関を開けた瞬間、息をのみました。部屋の中は片付けられず、テーブルには食べかけの食事と、薬の袋がいくつも置かれていました。どうやら娘は体調を崩して寝込んでいたようでした。
「ママの具合、悪かったんだね。よく連絡してくれたね」と孫を抱き締めながら、胸がいっぱいになりました。








