
右手の指が突然ズキッと痛み、コーヒーカップすら持てない……。止まらない滝汗も重なり、家事も仕事もままならない日々が始まりました。原因のわからない不調に戸惑う中、専門医との出会いをきっかけにつらい日々をどう乗り越えたのか、私の体験談をお伝えします。
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お茶出しや家事がつらい日々…
51歳の夏、エアコンの効いた部屋にいるのに頭から滝のような汗が出るようになりました。ある日、右手の人差し指と中指の第一関節と左手の親指の付け根が突然痛みだしました。
仕事は幸いパソコン作業だったので、キーボードやマウスの操作には差し支えなかったのですが、何よりつらかったのはお客様へのお茶出し。コーヒーカップ、湯のみ茶碗などで飲み物を出していたため、人数が多いとその分重さがあり、手に負担がかかります。そのため、痛みがひどいときには同僚に手伝ってもらっていました。
家では、材料の入った鍋を持つだけで痛むことも。特に大根おろしを作る、ペットボトルのフタを開ける、洗濯ばさみをつまむなど、小さな物をつまんで力を入れる作業に支障が出てつらい思いをしました。
痛みが出ると指の第一関節と第二関節が曲げられず、手をグーにすることができません。どんな動作で痛くなるかわからないので、いつもの家事をして「これはできる、これはできない」と気付くことが多くありました。家族がいるときは手伝ってもらうこともできますが、いないときは惣菜を購入したりしていました。
手指の痛みと滝汗を治したくて婦人科に
手の指の痛みも滝のような汗も原因がわからず、「もしかして更年期?」と検索しましたが、指の関節痛が更年期症状に含まれるとは思いも寄らず……。「エクオール」という大豆由来のサプリメントが更年期症状に効果があると紹介されているのを目にして、試してみることに。1週間ぐらい飲みましたが、私の場合、あまり変化がありませんでした。
滝のような汗も続き、さすがになんとかしたいと思い、婦人科へ駆け込みました。1週間後に血液検査の結果がわかり、更年期障害と診断されました。体の中ですでにエストロゲンが作られていなかったために発汗の症状が出ていたことがわかり、納得しました。先生からは関節の痛みについては特にしっかりとしたお話はありませんでしたが、もともと整形外科に通うつもりだったので気にしませんでした。
更年期障害との診断を受け、ホルモン補充療法で様子を見ましょうということに。薬が体に慣れるまでの2~3カ月は不定期に生理のような腹痛や出血がありましたが、それも徐々に回数が減り、気が付けばなくなっていました。異常な多汗は薬の服用を開始して1週間後には収まり、手指の関節の痛みも引きました。しかし、手指は毎日使うので、しばらくすると痛みが再発してしまいました。







