処方薬で症状は落ち着くも…

めまいを繰り返していた夫は、めまい止め・吐き気止めの薬を処方してもらい、早速服用を開始。すると、症状は落ち着きました。
しかし、人混みや洋服売り場など背の高い陳列棚が整然と並べられた店舗などに行くと、目が回るようなめまいがするとのこと。このような場所に行くと、まためまいを発症するのではないか? という不安に駆られたため、その後1年ほどはそういった場所に近付くこともできませんでした。
過酷な状況に置かれながらも、自身の不調に気付けなかった夫。私は、夫のメニエール病の発症をきっかけに、体調の変化に敏感になること、休息の重要性を夫に力説し、いくら仕事が忙しくてもちゃんと休むようお願いしました。
会社にも事情を説明すると、早めに帰宅させてもらったり休暇をもらったりすることが可能になったそう。新店もオープンからしばらくたつと仕事量が安定し、夫の症状も落ち着いたみたいでした。
まとめ
メニエール病を発症した夫は、心身ともに消耗していることに気付けない性格でした。「これくらい何てことない。もっと頑張らないと」と無理して働いた結果、今回のような病気を招くことに。薬を飲むと症状は落ち着きますが、人や物がたくさんある場所に行くのは今でも苦手です。仕事が忙しいときは休みもしっかり必要! 夫も、無理は禁物だと肝に銘じたようでした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)
日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。
【高島先生からのアドバイス】
メニエール病は内リンパ水腫という病態が原因となって発症する病気です。診断基準があり、「難聴や耳鳴りを伴うめまいを繰り返す」場合にメニエール病を疑います。明らかな難聴や耳閉感の症状に加えてめまいがある場合は、耳鼻科の受診をおすすめします。
取材・文:上川ようこ/30代主婦。甘いものが大好き。最近「ながら食べ」で太り気味。表情豊かでおしゃべり好きな男の子を育てるママ。
イラスト/エェコ








