初めて夫が法要の費用を負担することに
実子3人が3人ともこんな具合なので、私もいつしかお墓に対する嫌悪感が募っていきました。このままいけば、いずれ私もこのお墓に入るのでしょう。しかし、夫や義妹たちはわれ関せずで、私1人が気をもんでいるのはいかがなものかと思うようになりました。
友人知人に相談してみると、皆口をそろえて「それはご主人が支払うべき」「義妹たちもお香典を包むのが当たり前」「実子3人が負担し合うことであって、あなたが払ってきたお寺の費用はさかのぼって請求してもいいくらい」と言うのです。
これを聞いてわれに返った私は、今回の年忌法要にかかる費用を書き出し、夫に渡しました。夫は相変わらず「こんなにかかるの? そんなお金ないよ」と逃げようとしましたが、私は友人知人に言われた通り「嫁ぎ先のお寺やお墓にかかる費用を、嫁が全額負担しているのは非常識らしいよ」と伝えました。こうして、今回初めて夫のお金で義父母の年忌法要をおこないました。
まとめ
「何かおかしい」と感じながらも、これまで私がお寺のことを率先してきたのは「将来息子が引き継ぐまでは、お寺と良い関係を築いておきたい」という思いがあったからです。しかし、26歳になった息子は「お墓を引き継ぐつもりはない」と言い放ちました。もともとはとても信心深かった息子ですが、父親へのさまざまな不信感がそう言わせたようです。それならば、私も無理を続ける必要はなし。本来墓守をすべき人にお役目を返そうと決意し、お寺のことは夫に一任。この秋のお彼岸も夫にすべて委ねました。
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著者:あらた繭子/50代女性。1999年生まれの息子と2005年生まれの娘をもつフリーライター。長年にわたる無茶な仕事ぶりがたたり、満身創痍の身体にムチを打つ毎日。目下の癒やしは休日のガーデニングと深夜のKPOP動画視聴。
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)








