
私は会社に高卒で入社して10年目になり、ようやく後輩の指導を任されるようになりました。仕事は忙しいながらも充実していて、責任ある立場としてやりがいを感じていました。ただ、1人だけどうしても苦手な先輩がいて……それが私の社会人生活の悩みの種でした。
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職場で“絶対的存在”だった先輩
私の部署には、入社20年を超えるベテランの先輩・Aさんがいます。仕事の経験は豊富ですが、少し気分屋なところがあり、機嫌の良いときと悪いときの差が激しい人でした。
最初は尊敬の気持ちで接していましたが、徐々に「仕事の分担が極端に偏っているな」と感じるように。
「ちょっとこれ、あなたの勉強になるから」と言って、急な資料作りや会議準備を頼まれることもたびたびありました。とはいえ、当時はまだ立場も弱く、断りづらくて受けてしまっていたのです。
同期との支え合いと、決意
そんなある日、同じようにAさんの指示に振り回されていた同期と話をしました。
「私たち、ちょっと疲れたね……」
「でも、高卒だからって引け目を感じる必要はないよね」
この言葉にハッとしました。会社に残ることだけが正解じゃない。そう気付いた私は、思い切って転職を決意しました。
退職を申し出たときは不安もありましたが、上司も理解を示してくれ、引き継ぎも無事に完了。晴れて新しいスタートを切ることになったのです。








