義母からの電話と、すれ違った認識
帰宅して数時間後、B美さんから「体調は大丈夫ですか?」と心配の電話がありました。私は正直に、「娘が台所の様子を見て心配してしまって……。念のため検査だけ受けています」とだけお伝えしました。幸い、体調のほうは大ごとにはならずに済みました。
すると電話越しのB美さんは、急に声を震わせ、「……あのお茶菓子、台所で準備していて……。あんな状態のところで出してしまって、本当に申し訳ありません。うちは片付けが苦手で、忙しさにかまけて食品の管理もちゃんとできていなくて……まさか人に迷惑をかけるなんて」と泣き出しました。
その涙は、片付けが苦手という軽いものではなく、「結果的に相手を体調不良にさせてしまったかもしれない」という強い罪悪感からくるものでした。
私が「悪気があったわけじゃないですよね。驚かせてしまってこちらこそごめんなさい」と伝えると、B美さんは何度も「すみません」と繰り返しました。
後日、婿は何も知らずに「配慮が足りなくて本当に申し訳ありません」と頭を下げました。しかしA子は「あなたのせいじゃないよ。家の習慣ってすぐに変えられないものだし」と婿を気づかい、むしろ2人の絆はさらに深くなったように見えました。婿は「A子とお義母さんをこれからも大切にします」と言ってくれ、その誠実さに私は胸が温かくなりました。
今回の出来事は、誰かの悪意ではなく、「生活習慣の違いから生まれたすれ違い」だったのだと痛感しました。私自身も、娘夫婦をこれから支えるため、長く元気でいようと改めて思えた出来事でした。
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結婚すれば、相手の親との付き合いは避けられないもの。育ってきた環境が違えば、驚くことやすれ違いが起きるのも自然なことです。今回は大事に至らず、互いの気付きに変わったのが何よりでしたね。
今後は少しずつ歩み寄りながら、若い2人をそっと見守っていけるといいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※一部、AI生成画像を使用しています。








