明かされた事実
そのとき、偶然そばにいた弟のA男が、私のスマートフォン越しに母へこう伝えました。
「兄さんの言う通りだよ。母さんへの仕送り30万円って、ここ数年は兄さんが工面してくれていたんだ。僕は精神的にきつくて、仕事も続けられなくなった。退職したのも、その1つの理由なんだ」
電話の向こうの母は、衝撃を受けている様子でした。実は私は、国内外からイラストの依頼をいただけるようになり、収入も安定してきた時期でした。弟の負担を減らしたくて、母には知らせず、A男の分も補填していたのです。
A男は続けました。「兄さんが母さんから冷たい扱いを受けているのを見るのがつらかった。でも僕も、期待される息子として母さんの言うことを優先し続けてきて、心が限界だった。だから仕事を辞めて、兄さんのマネージャーとして働いているんだ」
私たちは、母との関係を少し距離を置いて再考することにしました。母とは必要最低限のやりとりを残しつつ、精神的に自立した形で生活を整えていく道を選びました。
現在、母はパートを掛け持ちしながら生活しているようです。心境の変化があれば、いずれ歩み寄れる可能性はあるかもしれませんが、今は互いのために距離を保っています。
私とA男は、自分たちの生活を立て直しながら、少しずつ前に進んでいます。長年の家族関係のしがらみから解放された実感があり、兄弟として協力し合える今の関係を大切にしていきたいと思っています。
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母の強い期待や扱いに振り回されながらも、兄弟が自分たちの意思で距離を取り、自立した形で関係を見直せた点が印象的でした。2人がお互いを支え合いながら前に進む姿は、とても力強いものです。これからは、外からの評価ではなく、自分たちの望む人生を歩んでいってほしいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※一部、AI生成画像を使用しています。








