義母の「最後通告」
何度か夫だけが帰省する状態が続いたころ、義母から再び夕食の招待が。断ると「嫁なんだから呼ばれたら素直に来なさい。来ないなら家に行くわよ」と言われ、しぶしぶ出向くことにしました。
ところが、食卓には豪華な料理が並んでいるのに、私の分だけお皿も箸もありませんでした。「あなたは来ないと思ってたのよ」と義母。まるでわざと忘れたような言い方でした。
夫も義父も黙ったまま。悔しさを押し殺してその日は帰宅しました。その夜、私はついに夫に打ち明けました。
「今日も私の分、用意されてなかったの。もう無理かも……」
すると夫は、「そうだったよな、よかったな!」と意外な返答をしました。驚く私に、夫は少し申し訳なさそうに笑いながら言いました。
「実は……母さんの料理、めちゃくちゃまずいんだ」
夫と義父は義母の嫌がらせに気付きながらも、注意すれば義母が機嫌を損ね、まずい料理を食べさせられるのが嫌で黙っていたのだそうです。つまり、私を「かばうため」の沈黙でもあったのです。
夫のひと言で義母が変わった
その数日後、再び義母から食事の誘いがありました。行ってみると、やはり私の分だけ料理がありません。そのとき、夫がはっきり言いました。
「母さん、それ嫌がらせのつもりかもしれないけど、逆に助かってる。母さんの料理は本当にまずいから、食べずに済んでラッキーなんだ」
義母は絶句。続けて義父も「嫁への嫌がらせはもうやめなさい。皆、気付いてる」と静かに告げました。その瞬間、義母はショックを受けたように顔をゆがめ、言葉を失っていました。








