職場で「ちり紙」呼びに後輩爆笑

ある日、会社の同じ部署の後輩たちと作業をしているときに、思わず「昭和」を出してしまったときのお話です。
作業中、私は鼻がムズムズしてきたので、何げなく「そこのちり紙を取って」と言ってしまいました。すると、その場にいた皆が一斉に爆笑しました。「え、何が変なの?」と戸惑っていると、「昭和ですねぇ~」と後輩がひと言。
そこで初めて、「ちり紙」って、今はほとんど使われない呼び方なんだなと気付いたのです。
でも、古新聞と交換してくれるのは昔からおなじみの「ちり紙交換」ですし、子どものころから慣れ親しんだせいか、どうしても口をついて出てしまいます。
逆に「ティッシュペーパー」って言うと、どこか気取っているような気がして、なぜか落ち着きません。不思議なことに、「トイレットペーパー」なら普通に言えるのに、「ティッシュペーパー」だけは言うたびにソワソワしてしまいます。
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ちょっとした呼び方の違いで、自分の言葉づかいや時代感を改めて意識するのはおもしろいものだなと感じました。今でもつい「ちり紙」と口に出てしまいますが、そういう何げないやりとりも悪くないなと思った出来事でした。
著者:矢城兵衛/50代女性・会社員
イラスト/マキノ








