
私は、夫が営む農業を手伝いながら、バレー部のキャプテンとして忙しい娘と、学校の自主サークル活動に力を入れている息子を育てている兼業主婦です。最近、自宅の畑で野菜が荒らされる被害が続き、家族で頭を悩ませていました。
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また畑が荒らされた…
ある朝、子どもたちを起こす前に畑の様子を見に行くと、収穫予定だった野菜がごっそりなくなっていました。畑の一角は踏み荒らされ、残った野菜にも傷がついています。実は、ここ数週間で似たような被害が何度も続いていました。
夫に報告すると、幸いその日の出荷分には影響がなかったものの、今後が心配です。すると息子が「防犯カメラを設置してみよう」と提案。息子は学校の自主サークルで防犯研究をしており、機材にも詳しいため、一度任せてみることにしました。
防犯カメラに映っていたのは…?
数日後、また同じように畑が荒らされました。しかし、今回はカメラが作動しています。家族で映像を確認すると、娘の部活ジャージによく似た色と形の服を着た人物が映っていました。
娘はその映像を見てすぐに、「あれ、うちの後輩がよく着てる色に似てる……」とつぶやき、思わず表情をこわばらせました。とはいえ、姿は不鮮明で、断定できる状況ではありません。警察への相談も考えましたが、まずは事実確認が必要です。
そこで家族で話し合い、娘が仲良くしている後輩の母で、私も顔見知りであるAさんに、まずは電話で聞いてみようという結論に。何より、新品種の野菜の栽培をはじめ、昔から農業を営むわが家を知っているAさん親子なら、何か手がかりがつかめるかも、という期待もありました。
フリマアプリで見つけた見覚えのある野菜
そんな矢先、息子が慌ててスマホを持ってきました。
「お母さん、これ……見て!」
画面には、夫が数年かけて育てた新品種の野菜がフリマアプリに出品されていました。形に特徴があり、私たち家族にはひと目でわかります。念のため畑を再確認すると、やはり同じ野菜が数株抜かれていました。
しかし、特徴を知っていても、それだけで不特定多数の出品者を疑うわけにはいきません。「もしかして」と感じつつも、慎重な判断が必要でした。








