電話での相談…明らかになる事情
娘が後輩とAさんの電話番号を知っていたため、夕方、私がAさんに連絡しました。
「最近畑が何度か荒らされていて……実は、防犯カメラに、後輩ちゃんのジャージに似た服装が映っていて、念のため確認だけさせてください」
私は、あくまで確認だけで、非難でも追及でもないことを丁寧に伝えました。電話口のAさんは最初こそ驚いた様子でしたが、静かに事情を話し始めました。
「……実は最近、値上げが続いて家計が厳しくて。娘がどこからか畑の野菜を持ってきたことがあって……気付くべきでした。本当に申し訳ありません」
声が震えており、深く悔いていることが伝わってきました。
私たちは、「今回は警察への届け出は控えます。被害分だけ誠意をもって対応していただければ、もう大丈夫です」とお伝えしました。
Aさんは涙ながらに感謝し、後日、できる範囲で補償をしてくださいました。また「地域の見守り活動にも協力したい」と前向きな姿勢を示してくれ、家族で話し合い、今回の件はこれで終わりにしようとなりました。
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畑を荒らされることは大きなショックでしたが、農産物の持ち去りは、周囲に迷惑をかけるだけでなく、地域の安全にも関わる問題です。普段からコミュニケーションをとり、困ったときは地域や専門家に相談することも検討したいですね。
※農作物の持ち去りは立派な窃盗行為であり犯罪にあたります。たとえ金額が大きくなくても、被害者に大きな負担や不安を与える行為です。困ったときはひとりで抱え込まず、自治会や町内会、自治体の生活相談窓口や防犯担当課専門窓口に相談しましょう。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※一部、AI生成画像を使用しています。








