顔右半分がパンパン!まるでお岩さんのように
先生たちもようやく私の異変に気付き、慌て始めます。私は何が起こったのかわからずにいると、先生から「皮下気腫(ひかきしゅ)になったようです」と言われました。「皮下気腫って何?」と思いながら、差し出された鏡で自分の顔を鏡で見ると、右半分の顔がパンパンに腫れているではありませんか!! まるで怪談話に出てくるお岩さんのような顔に私はぼうぜんとなりました。
「皮下気腫は、歯を削る際のエアタービンの風が皮膚の下に入って、皮膚が腫れる症状です。皮下気腫になる患者さんは珍しいので、あまり怖がらせてはいけないと思い、皮下気腫のことは説明しませんでした。こちらの説明不足で申し訳ありません。皮膚に入った空気は自然と抜けるので、特別な治療は必要なく大丈夫ですよ」と先生から説明を受け、少し落ち着きを取り戻した私。
まさか親知らずを抜いている最中に皮膚に空気が入って顔が腫れるなんて思いもせず、最初はひどく落ち込みました。でも、先生の説明通り、数日たつと皮膚の空気が抜けていき、パンパンに腫れていた顔も元通りになりました。
まとめ
親知らずの抜歯中に皮下気腫という予期せぬ事態に見舞われ、パンパンに腫れた顔を見たときは、絶句しました。先生も皮下気腫はめったに起こる症状ではないので、私が声をかけるまで皮下気腫のことに気付けなかったようです。
普段の歯の治療中は、痛みがあっても我慢していることが多いですが、今回はまぶたの違和感を勇気を出して伝え、施術を中断してもらって本当によかったと感じています。信頼している先生方であっても、自分の体の異変は自分にしかわからないこともあります。これからはどんな治療でも、少しでも違和感を覚えたら遠慮せずに伝えようと学んだ出来事でした。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)
川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。
イラスト/おみき







