すれ違いの始まり
夫は徐々に家で過ごす時間が減り、会話も減少。私に対して小言が増え、家庭より仕事が優先という雰囲気が強くなっていきました。私は「会社を継いだばかりで大変なのだろう」と自分に言い聞かせていましたが、何かがおかしいという胸騒ぎは消えませんでした。
ある日、遅く帰宅した夫のスーツに化粧品のような汚れがついているのに気付きました。香りも普段とは違っていて、私は不信感を拭えませんでした。問いただすと、夫は逆上したように家を飛び出し、翌日突然、若い女性を連れて帰宅したのです。
そして、「君とは離婚したい。彼女と新しい人生を考えている。君たちは出ていってほしい」と告げました。
冷静に考えれば唐突で現実離れした状況なのですが、そのときは驚きとショックで頭が真っ白になり、私は娘を連れて家を出る決意をしました。
それぞれのその後
家を出た後、私は娘の活動をどう続けるか悩みましたが、娘は読み書きや表現が大好きで、本人が希望したため、無理のない範囲でレッスンに通うことにしました。
一方そのころ、夫から何度か連絡がありました。会社の中で夫の振る舞いや判断について意見の相違があり、役員たちと対立しているとのことでした。さらに、離婚のきっかけとなった女性とも破局したそうです。詳細は夫の言い分ですが、精神的にも追い詰められていたようでした。
私は、「私たちは別の道を歩いている。連絡は控えてほしい」とだけ伝えました。
現在は娘の活動をサポートしながら、私自身も新しい働き方を模索しています。娘の成長を間近で感じる日々は充実しており、不安だった未来が少しずつ明るく見えるようになりました。
あのころは苦しいこともありましたが、振り返るとすべてが私たち親子の大切な学びになったと思っています。
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娘は新しい環境の中でのびのびと成長し、母も新しい生き方を見つけつつある様子。大変な時期もありましたが、すべての経験が母娘の未来につながっていると、前向きに捉えられているようでよかったですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。








