
長年同居していた両親が、ある交通事故で急逝しました。気持ちの整理もつかないまま、私は涙ながらに葬儀を執りおこないました。ところが、その直後から兄夫婦の態度が一変したのです。兄夫婦は「実家や財産については、長男である自分たちが引き継ぐものだ」と主張し、私に対して実家を出るよう求めてきました。悲しみが癒えぬ中での出来事に、私は大きな戸惑いを覚えました。
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葬儀後に見えた義姉の本音
葬儀が終わった直後、義姉はため息まじりに「やっと終わった。正直疲れた」と口にしました。さらに、事故の話題に触れ、「本当に運が悪かったよね」と、どこか他人事のような言い方をしたのです。
長年、私がひとりで両親の身の回りの世話をしてきたことを思うと、その言葉は胸に突き刺さりました。兄も義姉も、両親の介護の場面や葬儀の準備にほとんど関わっていなかったからです。
「実家を出てほしい」と突然の通告
その後、義姉は改まった様子もなく、「夫と話して決めたんだけど、あなたはこの家を出てくれる?」と切り出しました。
「実家や財産は、長男夫婦が引き継ぐものだと思うの」と当然のように言われ、私は言葉を失いました。話し合いというより、一方的な通告に近いものでした。
兄夫婦は「相続については自分たちで進める」と言い切り、私の意思を確認しようとはしませんでした。これ以上話しても平行線だと感じた私は、感情的になるのを避け、静かにこう伝えました。
「わかりました。私は財産については関与しません」
義姉は安堵したように「話が早くて助かる」と言いました。その言葉に複雑な思いを抱えながら、私は最低限の荷物をまとめ、後日、実家を兄夫婦に引き渡して家を出ました。








