
私が激しい回転性のめまいに襲われたのは、50歳を迎えて間もない8月のことでした。大学生の息子と中学生の娘は夏休み中。その年はお盆に土日や祝日がかかり、会社員の夫も9連休という大型休暇を迎えていました。
そんなある日、突然目の前の景色がグルグルと回り出した私は、家事の手を止めて座り込み、ソファで横になりました。10分ほどしてめまいが治まると、一体何が起きたのか知りたくて、すぐにスマホで検索しました。
回転性のめまいを検索してヒットした記事に書かれていたのは、メニエール病や良性発作性頭位めまい症などの耳鼻科系疾患や、脳卒中などの脳の病気。他にも耳鳴りや頭痛があるかどうかで原因が絞れるようでしたが、私にはどれも当てはまりませんでした。
その日は夜にもめまいが1回起こりました。それから約1週間、日に2~3回の頻度で同様の症状が続きました。
しかし病院はどこも夏期休暇。休み明けを待って、私は耳鼻科を受診しました。耳鼻科ではいくつかの検査を受けましたが、結果はすべて異常なし。医師からは、「少し様子を見て、まだ続くようなら次は脳外科か内科を受診して」と言われました。
脳外科はともかく、内科と言われた意味がわからず「内科?」と聞き返すと、医師は「ストレスかもしれないので」と付け加えました。あぁ、心療内科のことか……と理解しましたが、ストレスでこんなに激しく目が回るのか、このときは信じられませんでした。








