再検査、そして
再検査当日、病院には思った以上に多くの女性たちが超音波検査を待っていて、少し驚きました。待合室では緊張で心臓が飛び出しそうだったので、普段はあまり触らないスマホゲームを開き、なんとか気を紛らわせようと必死でした。
検査後、医師の所見を聞いたところ「水がたまっていた嚢胞(のうほう)」ということで、良性のものだとわかり、力が抜けるほどほっとしました。
まずは心配してくださった上司に連絡し、その後帰宅してから夫に結果を報告しました。夫は「そんなことになっていたなんて」と驚くと同時に「病気のリスクは案外すぐそばにある」と実感したようで、「一緒にジムに行こう」と誘ってくれるようになりました。
まとめ
生きた心地がしなかった再検査までの2週間を経て思うことは、「こんな不安な気持ちには、できるならあまりなりたくない」ということです。後回しにしていた健康習慣にも目を向けるようになり、「このままの生活習慣でいいのだろうか」と自分から考えるようになりました。これからは日々の小さな選択を健康につながる行動を意識して変えていきたいと思います。
【沢岻先生からのアドバイス】
今回のケースでは、初めての乳がん検診で「要精密検査」となり、不安な期間を過ごされましたね。結果は良性の嚢胞でしたが、この経験を無駄にしないための重要なポイントを解説します。
- マンモグラフィー(2方向)の役割
「マンモグラフィー(2方向)」とは、乳房を上下・斜めの2方向からX線撮影する標準的な方法です。これは、乳腺が重なって病変が見えにくくなることを防ぎ、乳房全体をくまなくチェックし、診断精度を高めるために必須とされています。 - 「要精密検査」の影の正体:乳腺嚢胞
今回指摘された「影」の正体は、多くの場合は良性の乳腺嚢胞でした。これは乳腺内に分泌液や水がたまった袋状のもので、乳房にできる良性のしこりとしては最も多く、治療の必要がないことがほとんどです。マンモグラフィーではしこりのように写ることがありますが、超音波検査で内部が液体であると確認されれば良性と診断されます。
「要精密検査」=「乳がん」ではありませんが、必ず精密検査を受けて結果を確定させて
乳がん検診は、40歳を過ぎると自治体から案内が届く定期的な受診が推奨されています。検診で「異常なし」でも、セルフチェックを継続し、少しでも不安があれば年齢に関わらず医療機関を受診してください。早期発見こそが、自身と家族を守る最善の行動です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/沢岻美奈子先生(沢岻美奈子 女性医療クリニック院長)
医療法人社団 沢岻美奈子女性医療クリニック理事長。産婦人科医。
2013年より神戸で婦人科クリニックを開業。女性検診や更年期を中心に女性のヘルスケア領域に長く従事。2025年9月には、恵比寿に婦人科・美容皮膚科Takushi clinicを開業。更年期ドックでの女性特有の健康評価から治療までを、経験豊富な産婦人科女医がワンストップで提供。心身の不調が特徴な更年期の揺らぎ世代を対象に、“女性医療コーチング”という新スタイルで全人的なサポートをおこなっている。また、Instagram(@takumina _clinic)や、podcast「女性と更年期の話」、YouTubeチャンネル「8時だヨ 更年期全員集合」などを通じ、幅広く情報発信をおこなっている。
著者:磯辺みなほ/30代女性。ゲーマー。発達障害持ちの夫と2人暮らし。大変なことも多い中、それ以上にネタと笑顔にあふれる毎日を送っている
イラスト/おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)








