「こんな会場じゃかわいそう」義姉の発言に絶句
通夜当日、私たち家族は夫の兄家族と一緒に葬儀会場に向かいました。一足早く到着していた義母は、葬儀会社の人と話をしています。その様子を見た夫と義兄はすぐ義母のもとへ。
私も子どもを連れてそちらへ向かおうとした瞬間、義兄の妻Bさんが「なんだか汚い会場ね……」とポツリ。何かの聞き間違いかと思った私は、思わずBさんのほうを振り返ると、Bさんはけげんな表情を浮かべながら会場を見渡していました。Bさんは続けて「こんな会場で見送られるなんて、おじいちゃんもかわいそうだわ~」と言うのです。
たしかに年季の入った会場ではありましたが、掃除は行き届いており、しっかり管理されていることがうかがえます。Bさんの無神経な発言に腹が立った私は「古い会場ではありますが、きれいにされていますよ。お義母さんたちの前ではそんなこと言わないでくださいね」と苦言を呈しました。
するとその言葉に激高したBさんは「何よ偉そうに! 大体あんたがこの会場を予約したんでしょ? 信じられないわ!」と吐き捨てました。Bさんの言葉に私が怒りで顔を真っ赤にしていると、騒ぎを聞きつけた義母たちがこちらにやってきました。
義母が会場を選んだ理由を知り義姉は「…!」
「Bさん、なつきさんどうしたのよ?」義母が心配そうに尋ねてきました。この状況を義母にどう説明したらよいのかわからず、私がまごまごしていると、Bさんが「お義母さん、何でなつきさんに予約なんてさせたんですか? もっと大きくてきれいな会場にすればよかったのに」と言ったのです。
私が何も言えずうつむいていると、義母は「なつきさんは悪くないのよ。この会場は私が決めたの」と言いました。義母は続けて「実はこの葬儀会社の社長と父は幼少期からの仲でね。私が子どものころも家族ぐるみで仲良くしてもらったわ。彼のやさしい人柄や仕事への熱意も知っていたし、この会社一択だったのよ」と教えてくれました。
事実を知ったBさんは「そ、そうだったんですね。よく見たら良い会場かも……」と気まずそうな表情。そして「失礼なこと言ってしまい、ごめんなさい」と義母に頭を下げたのでした。
まとめ
通夜・葬儀はその後無事に粛々と進み、義祖父を見送ることができました。そして義兄に連れられ、私のもとへ来たBさんから「私が悪かったわ」と謝罪の言葉がありました。
義母が葬儀会場を選んだ理由を知らなかったとはいえ、Bさんの発言はあまりにも配慮に欠け、無用な波風を立てる結果となりました相手の考えや決めたことには、自分の知らない事情や背景があるものだと改めて感じたと同時に、何も知らない状態で自分の考えを押しつけるような言動は避けたいと痛感した出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:一ノ瀬 なつき/30代女性。1人娘とマイペースな夫と暮らす。肌のエイジングに抗い、さまざまなスキンケアを試している
マンガ/あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)








