
90歳で亡くなった祖母は、60代で病気により夫を亡くした後も、友人に恵まれ元気に老後生活を送っていました。しかし80代になると急激に衰え、認知症も進んで介護が必要な状態に。祖母の娘である母と私の2人で世話をする日々が続いていました。そんなあるとき、祖母の家を訪れると、しばらく聞いていなかった祖母の笑い声と、知らない男性の声が聞こえてくるのです……。
★関連記事:両親の介護に娘と孫の世話まで「娘から生活費をもらっているから」激化する娘の要求で体に異変が
快活に余生楽しむ祖母…80代境にみるみる変貌
夫を病気のため60代で亡くした祖母。もともと、明るくさっぱりとした性格の祖母でしたが、さすがに夫を亡くした後は、しばらく落ち込んだ様子でした。それでも元来の明るい性格のおかげですぐに気持ちを切り替え、新しい趣味のフラダンスや園芸に没頭していました。当時私は小学生ながらも、「いつまでもくよくよしてはいけないんだ」と祖母の姿に励まされたことを覚えています。
70代になっても、祖母は趣味や友人との旅行などを楽しみ、充実した生活を送っていました。しかし80代を迎えるころ、少しずつ祖母に衰えが見えるように。「もう80代になるし、多少の物忘れやけがはしょうがないよね」と、祖母の娘である私の母とよく話し合っていました。しかし、みるみるうちに祖母は変貌。「財布に入っていたお札が盗られた」と、通帳や財布の窃盗の疑いを身内にかけてくるなど、認知症の初期症状と思われる言動が増えてきたのです。
深刻さ増す祖母の認知症…介護の母も限界迎える
その後の祖母は、脳の老化だけでなく足腰も急激に衰え、転倒によるけがも頻繁に起こりました。ついに歩くこともままならない状況となり、車椅子生活に。介護は母が主に担当し、私もサポートして祖母のお世話をしました。
気付けば祖母は80代半ばで、私は30代後半に。この数年で祖母の認知症は日に日にひどくなり、母への暴言が激化。さらに夜間のトイレ介助も頻繁で、重たい祖母の体を支える華奢な母には大きな負担になります。心身ともに母も限界を迎え、「いつまでこんな介護生活が続くのだろう……」と弱音を吐き、かなり参った様子でした。そんなある日、驚くべき出来事が起こります。








