
結婚して20年目。私は夫のお金の使い方と見栄っ張りな性格に、大きなストレスを抱えていました。夫は地元の小さな町では知られた存在で、起業家として表に立つことも多く、地域の経営者会では会長まで務めていました。人前に出ることが好きで、町のイベントにも積極的に参加。他人から頼られることを、何よりの喜びと感じています。
当然、そんな彼の周りには相談を持ちかけてくる後輩たちが絶えません。「話がある」と言われると、すぐに飲みの席をセッティング。「後輩が困っているからしょうがない……」と口では言いつつも、まんざらではない表情で夜出かけて行きます。
月の半分以上は飲み会で占められる日々。昭和の先輩気質そのものの夫は、後輩には一切お金を出させず、必ず自分が支払うというルールを勝手に作っていたのです。本人は「先輩なんだから当たり前だろ」と胸を張りますが、家計を管理している私からすると、毎月が綱渡り状態。外では太っ腹な社長を演じる一方で、家は火の車である状況に、複雑な気持ちとため息が増えていくばかりでした。








