
義父は、昔ながらの「THE・昭和の男」。家ではほとんど動かず、すべて義母任せ。その姿に慣れているつもりでしたが、子どもが生まれてからどうしても見過ごせない違和感が出てきました。それが「男児ばかりをひいきする」義父の言動です。6歳の娘と3歳の息子、どちらもかわいがってくれてはいるものの、明らかに息子だけ特別扱いしているのがわかります。あるお出かけの日に起きた出来事は、娘の心に小さな傷を残してしまうのです……。
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娘は見えていない?…息子優先をにじませる義父
義父はまさに典型的な「昭和のお父さん」。夫の家では、義父は家事を一切せず、義母が動き回るのが当たり前です。その様子は、結婚してから見慣れた光景になっていました。ですが、私は「そういう時代だったから仕方ないかな」くらいに受け止めて、深く考えないようにしていました。
ですが、2人の子どもが生まれ、30代も半ばを過ぎると、義父の昭和な価値観が少しずつ気になるように……。義父にとって孫は、うちの娘と息子だけ。義父は娘も息子もかわいがってくれていますが、時に「明らかに息子優先」に見えてしまう瞬間があるのです。
例えば、子どもの写真を送ったときも義父からの反応は決まって、「Aくん、パパみたいにイケメンになるな!」「男は元気が一番!」という言葉ばかりで、娘について触れることはほとんどありません。私は「うち、娘もいるんだけどなぁ……」と思いながらも、何も言えず。何も褒められもしない娘のことを思うと、胸の中に小さな引っかかりが残るようになりました。
一緒に出かけた本屋で買い物…娘の涙の理由は?
違和感が一気に大きくなったのは、ある日私と子どもたちが義父母と一緒にショッピングモールに出かけたときのことです。義父は、その日も息子にべったり。娘と私が一緒にいるにもかかわらず、義父の目線の先はほとんど息子だけです。抱っこするのも息子、手をつなぐのも息子ばかり。娘は少し距離を置いたような顔で、私の横を歩いていました。
そのときに立ち寄った本屋で、義父は迷うことなく「Aくん、こっち来い!」と息子の手を引き、息子の大好きな虫図鑑コーナーに直行。息子はうれしそうに大きな虫図鑑を選びました。娘にはまったく声かけもなく、義父も満面の笑みでレジへ……。心の中では「娘にも何か買ってあげてほしいな」と思いましたが、義父に直接言える雰囲気でもありませんでした。
帰宅後、娘は寝る前になってポツリと「じぃじ、私には本買ってくれなかったな……」と涙をこぼしました。その言葉を聞いた瞬間「娘に嫌な思いをさせてしまった」と、胸が締め付けられました。そして私自身、義父に何も言えなかったことに深く反省したのです。








