
先日父方のお墓にお参りに行くと、隣のお墓がなくなっていました。そこは年会費を払ってお墓を置かせてもらう墓地で、退会して何年かすると場所の権利がなくなると聞いてはいましたが、実際に跡形もないのを見るのは初めてでした。住職によれば、そのお墓を守っていた方が亡くなり、縁者も遠方のため墓じまいをしたのだそうです。そんな光景を目にした数日後、夫の実家のお墓問題が勃発したのでした。
★関連記事:「お墓や家はどうするの?」子どもがいない私たち夫婦が直面した現実とは
義父の実家のお墓状況
夫の実家は、現在住んでいる場所と同県ではありますが、車で高速道路を使って行く距離感です。そして、義父の実家はそこからまた車で30分ほど離れた場所にあります。
夫から話を聞いただけなので詳しくは知りませんが、夫が子どものころ、義両親は義祖母と同居していたそうですが、いろいろあって実家を出て、一時は絶縁状態にまでなったのだそうです。それから義父だけは時折義祖母宅に顔を出していたようですが、義母はまったく寄り付かなかったのだとか。それゆえに、夫自身も同居していたとき以来、義父の実家に行ったことはないそうです。
また、義祖父は早くに亡くなっていたのですが、義父の実家はお墓参りに行くという習慣がなかったようで、夫自身、お墓参りにすら行ったことがないと言います。夫は「どこかにお墓があるという話は聞いているけれど、どこにあるかも知らないし、行ったこともない」と言っており、そういう家もあるんだなとびっくりした記憶があります。義母も「夫の実家のお墓に入るなんてまっぴらごめん」と常々言っており、義両親は家の近くにある共同墓地に登録していたので、義父の実家のお墓に行くことはおそらくないだろうなと漠然と思っていました。
突然降って沸いた相続問題
一時は絶縁状態にまでなっていたせいもあり、義父の実家と疎遠になっている義両親。私たちも、結婚するときにごあいさつに行こうとしたのですが、「家が散らかっているのであいさつに来なくてよい。写真だけ送って欲しい」と言われ、それ以来、年賀状のやりとりだけという関係が続いています。義父は長男なのですが、義祖母宅には義父の姉、つまり夫の伯母が住んでおり、自分が後を継ぐからと義父に言っていたようで、私たちも義父からそう聞いていたので、義父の実家に関しては放置状態でした。
ところが、義祖母が亡くなったのをきっかけに、お葬式の最中に突然、義父の実家のお墓の相続の話が出てきたのです。夫の伯母が「代々のお墓に義祖母が入る。自分も入る。だから義父も義母も入るのが当然。そしてゆくゆくは夫(長男)が引き継ぐのが当然だ」と言い始めたのだそうです。
義祖母のお葬式自体は、コロナ禍でごくごく限られた身内だけでおこなったため、義母も私たち夫婦も参列しておらず、義父が帰って来て早々にその話を聞いて、たいそうびっくりしたのでした。しかし、義両親は共同墓地に入る手続きをしているし、私たち夫婦はそこのお墓に入る予定はなかったので、当然話し合いは平行線に終わりました。








