式後に聞いてしまった、彼の本音
式が終わった後、控室でA也と話をしていたときのことです。彼は、さきほどのご祝儀の話を蒸し返すように言いました。
「正直さ、姉さんがしっかりしてるって聞いてたから、結婚後もいろいろ助けてもらえると思ってたんだよ」
その言葉を聞いた瞬間、頭が真っ白になりました。私自身ではなく、家族の経済状況まで含めて結婚を考えていた……と感じたのです。
その夜、私ははっきりと決めました。「この人とは、入籍できない」と。
後日、改めて話し合いの場を持ち、私は婚約を解消する決断を伝えました。姉の「急がなくていい」という言葉の意味が、そのときようやく腑(ふ)に落ちたのです。
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長年、家族を支え、現実と向き合ってきた姉だからこそ感じ取れた違和感。特別な能力ではなく、人生経験から培われた人を見る目が、妹を守った結果かもしれません。身近な人の冷静な助言が、人生の大きな選択を救うこともある、という教訓が残るエピソードではないでしょうか。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※一部、AI生成画像を使用しています。








