落ち着いた後に残ったもの
数日後、腫れや違和感は引き、ひとまず症状は落ち着いたように感じました。ただ、病院で診てもらったわけではなかったため、完全に安心できたわけではありませんでした。自己判断で対処したこと自体はラクでしたが、きちんと診てもらっていないことが、後からじわじわと気になってきたのです。
まとめ
今回の件で、デリケートな場所だからこそ「恥ずかしさ」が先行し、受診の判断を鈍らせてしまったのだと痛感しました。自己判断でその場をやり過ごせても、「本当に大丈夫だろうか」という不安までは消せません。一時の恥ずかしさよりも、医師に診てもらう安心感のほうがずっと大切だと学んだ出来事でした。
【久野先生からのアドバイス】
今回のケースのように、足の付け根にできるしこりとして、まず「粉瘤(ふんりゅう/皮膚の下に袋状ののう腫ができ、表面から剥がれた角質や皮脂などの老廃物が袋の中にたまってできた腫瘍)」や「毛嚢炎(もうのうえん/毛穴に細菌が入り炎症が起きる皮膚感染症)」などが疑われます。
体験談にある通り、抗生物質の軟膏で一時的に炎症や痛みが引くことはありますが、粉瘤であった場合、皮膚の下にある「袋」を取り除かない限り、完治せずに再発を繰り返す可能性が高いです。また、場所が足の付け根(鼠径部)であるため、皮膚の病気以外にも、リンパ節の腫れや「鼠径ヘルニア(脱腸)」などの可能性も否定できません。
「場所的に恥ずかしい」という気持ちはわかりますが、別の病気が隠れている可能性もあります。自己判断で様子を見続けず、気になる症状があれば早めに皮膚科などの医療機関を受診してください。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/久野 賀子先生(PRIDE CLINIC 医師)
PRIDE CLINIC 院長。長年にわたり大手美容クリニックで通常の美容皮膚科診療だけでなく、新入職医師の指導や、VIP対応などをおこなっている。それらの経験を通じ、気軽に先進的な治療を受けていただける、自由で明るいクリニックを目指している。
著者:円山まる/40代女性・パート
イラスト/藤まる
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)








