まさかの“隣人”という偶然
数週間後、再び娘と東京を訪れました。友人たちと合流すると、たまたま翌日がA子さんの誕生日だと判明。皆でサプライズでお祝いしようと盛り上がり、ケーキを買って彼女のマンションへ向かうことになったのです。
そこで目にしたのは、夫と同じマンション。しかも、部屋は隣同士でした。胸騒ぎを抑えながら、皆でケーキを手にA子さんの部屋の前へ。驚かせようと、息を潜めてインターホンを押そうとしたそのときでした。ドア越しに、聞き慣れた夫の声がはっきりと聞こえてきたのです。
「少し早いけど、A子ちゃん、おめでとう」
その瞬間、すべてがつながりました。私は外から夫に電話をかけました。明らかに動揺しながら、「今忙しい」「今日は話せない」と言い訳を重ねた末、突然こう言いだしたのです。
「生活費、しばらく送れない。収入が厳しくてさ」
私は感情を抑え、「そうなんだ、大変だね」とだけ答えました。その夜、娘と一緒に友人宅に泊まり、冷静に今後を考える時間を持ちました。
半年後に出した、私の結論
その後、専門家にも相談しながら状況を整理し、必要な確認を重ねました。話し合いの結果、夫の行動に問題があったことを前提に、離婚に向けて進むことを決断。
義両親も事態を理解し、調整に入ってくれました。最終的には、養育費や今後の生活について一定の取り決めがなされ、私と娘の生活基盤は守られました。








