
夫の理解しがたい妻がイライラやモヤモヤを募らせる瞬間は少なくありません。そんなとき、ぐっと言いたいことを飲み込むべきか、話し合いをするべきか? 悩ましいですよね。この記事では、夫婦間トラブルを見事解決させた3組の体験談を紹介します。夫の行動に首をかしげたくなったときのヒントにしてみてください。
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なんで私ばっかり…

結婚して数年。私たち夫婦の生活は、仕事や日々の用事に追われるようになっていきました。共働きの私たちは、最初こそ家事の分担についてきちんと話し合い、「無理のないように協力しよう」と決めていたはずでした。
月日がたつうちに、その約束はだんだんと曖昧になり、気が付けば私の負担ばかりが増えていました。仕事から帰ってきて、夕飯の準備、片付け、洗濯物……。夫は疲れた様子でソファに座り、テレビを見ている。そんな光景が当たり前になっていったのです。
そしてある日、私はついに我慢の限界を迎えました。夕飯の片付けを終えた後、抑えていた思いがあふれ出し、「どうして私ばかりが家事をしてるの?」と夫に問いかけてしまいました。
すると夫は、少し面倒くさそうな表情を浮かべながら、「だって女の人ってそういうもんでしょ?」と返してきたのです。
その瞬間、胸の奥がぎゅっと締めつけられるような気持ちになり、思わず「もう離婚したほうがラクかもしれない」と口にしていました。リビングに、しんと静まり返った空気が流れました。夫は驚いたように私の顔を見つめてきました。
しばらくの沈黙の後、夫は大きく息をついて、「わかった、ちゃんと家事をやるよ」と静かに言いました。
それから私たちは、家事の分担について改めて話し合いました。完璧に半々ではないけれど、「どちらかに偏らないようにしよう」と、お互いに歩み寄る形で再出発することになりました。
あの日の口論は、決して無駄ではなかったと思います。夫婦で暮らしていく中で、どんなにささいな不満でも、心にため込まずに伝えることの大切さを痛感しました。
◇◇◇◇◇
何より、感情のままぶつけるのではなく、冷静に話し合う力が必要なのだと、自分自身にも改めて気付かされた出来事となりました。
著者:長谷川美玲/30代女性・会社員
イラスト/あさうえさい








