
夫の理不尽な言動で、妻がイライラや不安を募らせることは少なくありません。それでも話し合って前を向くことができるならいいのですが…。今回は、夫の言動をきっかけに、夫に対する気持ちが驚くほど変化してしまった3人のエピソードをお届けします。
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何て言った…?

夫の持病が悪化してから、夫の世話をする機会がぐんと増えました。もちろん大変ではありましたが、それ以上に「助けになりたい」という気持ちのほうが強くて、毎日を一生懸命に過ごしていました。
そんなある日のことです。夫がふとした拍子に、こう言ったのです。
「あれしろ、これしろって、偉そうに指図されるのが嫌なんだよ。ちょっと検査結果がよかったくらいで『私のおかげ』って言われると、まるで天下でも取ったみたいな顔してさ。正直うんざりするんだよね」
その瞬間、自分でも驚くほど心がスーッと冷めていきました。まるで愛情が一瞬で消えてしまったような感覚で、心の中で何かがボキボキと折れていくのを感じました。
結婚して30年以上、これまで私たちは仲の良い夫婦だと思っていました。でも、もしかしたらそう思っていたのは私だけだったのかもしれません。
◇◇◇◇◇
それ以来、夫の世話は「仕事」として割り切るようにしています。これまでのような愛情を込めてのお世話はもうできそうにありません。夫の世話は、事務的に淡々と……。それが今の私にできる精一杯の距離の取り方です。
著者:宇都宮たか子/50代女性・主婦








