
25年前、結婚と同時に片田舎にある夫の実家に住み始めました。夫の仕事先も近く、自然と決まったような同居。市街地の核家族生活で育った私にはわからないことだらけでした。
義母は気の強いタイプで、外で働きながら、家でも中心人物でした。まず何事も経験のなかった私は、義母と並んで台所に立ち、畑で採れる野菜の調理法を教わりました。大鍋で作る料理も覚えました。たくさんの親戚が来訪する法事の準備・段取りも、一つひとつどうしたら良いのかを聞きながら経験していきました。
子どもたちが生まれると、子ども好きの義母は仕事を辞め、ほぼつきっ切りで孫の面倒を見てくれるように。こうなると、「私にとって毎日のパートナーは夫というより義母なのか?」と思ってしまうぐらい、圧倒的に近くにいる存在でした。
私としては、本音ではもう少し夫と一緒に考えながら生活していきたいと思っていました。家事育児面で夫に頼みたいこともありました。でも、すかさず「それは私がしとくわ」と義母。「夫に頼みたい」と伝えると、「あの子は仕事が忙しいし、私がいるんだからやるわよ」と。そう言われると、「……ではお願いします。ありがとうございます」としか言えませんでした。








