思いがけず起きた変化
ある日、座ったときの衝撃で、できものが破れてしまいました。その後、ぽっかりと穴が開いたような傷になり、強い不安を感じました。時間がたって表面はふさがったものの、触ると今でも小さなへこみが残っています。
まとめ
自分では見えない場所の変化は、気付いたころには症状が進んでいることもあると思います。今回の体験を通して、痛みや違和感を軽く考えていた自分と向き合うことになりました。小さな異変も、体が出している大切なサインだったのだと、今は感じています。
久野先生からのアドバイス
・おしりの「できもの」の正体は?
おしりにできる、痛みを伴うできものの多くは「粉瘤(ふんりゅう/皮膚の下に袋状ののう腫ができ、皮膚から剥がれ落ちるはずの皮脂や角質などの老廃物が袋の中にたまってできた良性の腫瘍)」や「毛嚢炎(もうのうえん/毛穴に細菌などが侵入して起こる皮膚感染症)」です。
特に粉瘤の場合、皮膚の下に袋ができ、そこに老廃物がたまります。炎症を起こすと赤く腫れて激しい痛みを伴い、今回のようにパンパンに腫れ上がった末に、破裂して膿(うみ)が出てしまうことがあります。
・放置や自己判断は禁物
表面の傷が塞がっても、皮膚の中に膿の袋(のう胞)が残っていると、何度も再発を繰り返すのが特徴です。また、自分ではニキビだと思っていても、稀に「毛巣洞(もうそうどう/おしりの割れ目付近の皮膚に、抜けた毛などが入り込んで炎症を起こす病気)」や「痔瘻(じろう/肛門の中と外側の皮膚がトンネル状につながり、膿が出てくる病気)」など、手術が必要な疾患が隠れていることもあります。
・違和感を覚えたらどうすべき?
無理につぶさない: バイ菌が入り、炎症が悪化する恐れがあります。
早めに受診を: 表面の傷がふさがっても、皮膚の中に「袋」が残っていると何度も再発します。痛みやしこりがある場合は、早めに皮膚科(または形成外科・肛門外科)を受診しましょう。
根本治療を検討: 再発を防ぐには、炎症が落ち着いた後に袋を摘出する手術が必要な場合もあります。
「たかがニキビ」と放置せず、痛みやしこりを感じたら、ひどくなる前に専門医に相談しましょう。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/久野 賀子先生(PRIDE CLINIC 医師)
PRIDE CLINIC 院長。長年にわたり大手美容クリニックで通常の美容皮膚科診療だけでなく、新入職医師の指導や、VIP対応などをおこなっている。それらの経験を通じ、気軽に先進的な治療を受けていただける、自由で明るいクリニックを目指している。
著者:並木みちこ/20代女性・パート
イラスト/アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
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