国際結婚・年の差婚…次々に明かされる真実
後日、母と一緒に叔父を訪ね、真相を尋ねました。叔父は少し焦った様子で口を開きます。「……実は、再婚したんだ」。予想外の言葉に、一瞬、時間が止まったように静まり返りました。
われに返った母は「誰と? この若い子と? 国際結婚? なんで黙ってたの!」と頭を抱えます。相手は24歳の外国人女性で、叔父の娘より年下。娘には年下の母ができたことになりますが、「お父さんが幸せなら」と受け入れてくれたそうです。
相手の女性は以前、日本で働いていて、帰国するタイミングで叔父がプロポーズしたとのこと。生活が落ち着いてから報告するつもりだった、と叔父は少し申し訳なさそうです。
「あんた、だまされてない……?」と言いながらも、数分考え込んだ母は続けて「どおりで最近明るくなったと思ったわ」と、ため息交じりにつぶやきます。叔父は照れたように笑いながら、「娘も大きくなったし、店もなんとか回ってるし。やっと、自分のこと考えてもいいかなって思ったんだ」と打ち明けました。
私は母と顔を見合わせ、「あんなに幸せそうな顔されたら何も言えないよね」と笑みを浮かべました。そして、母も苦笑しながらうなずき、「あの子が笑ってるなら、もう応援するしかないわ」と最後はきっぱりと言い切ったのです。
おかげで、35歳の私に24歳の叔母ができました。正直、心配がゼロになったわけではありません。しかし、苦労ばかりだった叔父が、やっと自分の人生を楽しもうとしている姿を見て、私はそっとスマホを開き、叔父のSNSに“いいね”を押しました。
まとめ
家族にとって衝撃的な話でしたが、長年仕事と子育てに向き合い続けてきた叔父が、ようやく自分自身の人生に目を向ける余裕を持てたのだと、うれしくも感じました。戸惑いや心配が完全に消えていませんが、それでも、照れくさそうに笑う叔父の表情を見ていると、「幸せになってほしい」という気持ちのほうが自然と勝ってしまいます。
家族の形や幸せの選び方は人それぞれ。「こうあるべき」という枠に当てはめるのではなく、変化を受け入れ、喜びを分かち合うことの大切さを実感させられた、心に残る出来事でした。
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著者:小池 希/30代のパート主婦。ゴルフが趣味の夫と、2020年生まれの元気いっぱいな娘と、2022年生まれのいたずらっこの息子との4人家族。最近肌のたるみが気になりはじめ、夫に内緒でちょっぴり高め美顔器を購入。こっそり若返りを目指して奮闘中!
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)








