名指しされないものの痛烈な批判を受け冷や汗
数日後、夫の会社で私が書類整理をしていると、高齢のAさんが訪ねてきました。聞けば、義父の古くからの友人だそうです。夫と私もいる空間でしたが、Aさんは義父と世間話を始めました。しばらくすると、例の定食屋の話題に。
「この前、店でとんでもない団体客を見かけてね」「昼間から酒を飲んで大騒ぎ。落ち着いて飯も食えなかった」と、Aさんは話します。義父も「それはひどいな」「常識を知らない大人がいるものだ」と憤った様子でした。
その場で、Aさんは夫の名前を出すことはありませんでした。しかし、時折こちらを見ながら話していたので、どうやら集団の真ん中で大騒ぎしていた夫に、暗に忠告するために来たのでしょう。夫にも聞こえているはずですが、気まずいのか終始無言のままパソコンから目を離そうとしません。夫の顔をよく見ると、眉間にシワを寄せて冷や汗をかいていました。
直接名指して非難するのではなく、あえて遠回しに指摘する言葉は、夫にとって深く突き刺さったようです。それ以来、夫は場違いに大騒ぎすることはなくなりました。
まとめ
長年一緒にいる私が何度も伝えてきた違和感には言い訳ばかりだった夫が、他人からの遠回しな忠告には黙り込む……。その様子に、正直いら立ちも覚えました。けれど同時に、これが夫にとっては、自分を客観視するいいおきゅうになったのだと感じます。どれだけ外で「いい人」として信頼を築いていても、お酒の席のようなふとした場面での素行一つで、その積み重ねは簡単に崩れてしまいます。今回の出来事は、夫の猛省を促すと同時に、私自身も振る舞いを見直すきっかけになりました。
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著者:石川 ふみか/40代・会社員。4歳年上の元夫と結婚20年目に離婚。2008年生まれの女の子と2011年生まれの女の子の子育て中。子育てに追われつつも、コンビニの新商品チェックだけは欠かさない自称・コンビニマニア。
イラスト/さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)








