
自分の体臭や汗のにおいなどが周囲の人を不快にしてしまったら……と思うと、なんとも落ち着かないものですよね。今回は服や下着についた「におい」にまつわる3つのエピソードをお届けします。
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アルバイト先での驚きの制服事情

私が働いていたのはホテルの結婚式や宴会のサービススタッフ。制服はロッカールームに置かれた共用のもので、そのまま着て仕事に出るというスタイルでした。当時は深く考えませんでしたが、今思えばちょっと信じられない環境だったと思います。
ある日、会場に入った瞬間から「なんだか変なにおいがするな」と思いました。料理を配膳していると、お客さまがちらっとこちらを見て、ほんのわずかに眉をひそめたように見えたのです。
「え、私、何か失礼なことをした?」と戸惑ったそのとき、ふわっと鼻をつくにおいがしました。慌ててトイレに駆け込み、制服の脇を確認すると……前の人の脇のにおいがしっかり残っていたのです。それが自分の体臭だと思われていたようで、血の気が引くような恥ずかしさに襲われました。
「私がにおうと思われたんだ」とショックでいっぱいになりながらも、着替える手段はなく、極力脇を閉めて仕事を続けるしかありませんでした。その出来事がトラウマとなり、結局そのアルバイトは辞めることに。
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それ以降、制服貸与の仕事に応募するときは必ず「共用ではないか」「自分で洗濯できるか」を確認するようになりました。あのときの恥ずかしさと悔しさは消えませんが、この経験のおかげで働く環境について見直すきっかけとなりました。
著者:脇田かおる/50代女性・会社員
イラスト/サトウユカ








