
私は24歳の就活生です。昔から、女性を応援し、前向きな気持ちにさせる美容の世界に強い関心があり、その業界で働くことを目標にしてきました。憧れていた大手化粧品会社の最終面接を控え、想定質問への回答を何度も練習し、万全の準備を整えていたのですが……。
★関連記事:「パートのおばさん、お茶を入れて」コネを盾に横柄だった新人社員が一瞬で黙り込んだワケ
不穏な空気が漂う面接当日
迎えた面接当日。今どき露骨な圧迫面接は少ないだろうと思いつつも、どんな質問にも自分の熱意を伝えられるよう、気を引き締めて控室で順番を待っていました。
すると、面接を終えた学生たちが次々と、明らかに表情を曇らせた様子で戻ってくるのです。「中で何がおこなわれているんだろう……」という不安が募る中、ついに私の名前が呼ばれました。
面接室には、若い事務員の方と、40代くらいの男性面接官が座っていました。私は練習通り、明るく名乗り、「本日はよろしくお願いいたします」と頭を下げました。すると、自己紹介もそこそこに、面接官はこう切り出したのです。
「当社では、採用にあたって学歴を非常に重視しています」
履歴書に目を通す様子もなく、突然の発言でした。
延々と続く学歴自慢
面接官は続けます。
「なぜなら、私自身が国内でも有数の大学を首席で卒業し、入社後も評価されてきたからです。社内外から信頼され、今の立場にあります」
そこから先は、私への質問はほとんどなく、彼自身の学歴や経歴についての話が長々と続きました。私は相づちを打つことしかできず、面接というより一方的な講義を受けているような時間が過ぎていきます。
そして最後に、「あなたには、私と同じような資質は感じられません。履歴書を見るまでもなく、今回はご縁がなかったということで」と告げられました。事実上の面接終了でした。
最終面接の場で、一方的に評価を下された悔しさは簡単に消えるものではありません。それでも私は感情を抑え、「承知しました。本日はありがとうございました」とだけ伝え、静かに面接室を後にしました。








