
私は、とある商社で営業職として働いています。仕事は決してラクではありませんが、難航していた契約がまとまったときの達成感は格別で、この仕事にやりがいを感じています。社内の雰囲気も比較的よく、同僚にも恵まれているのですが、唯一の悩みが直属の上司であるA山部長の存在でした。
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小さな善意を踏みにじるひと言
ある朝、私は気分転換と職場の雰囲気づくりを兼ねて、書類棚の上に小さな花を飾りました。
「きれいなものがあると、少し気持ちが明るくなりますよね」
ところが出社してきたA山部長は、それを見るなり鼻で笑い、「そんなものが売上につながるのか?」と一蹴し、「余計なことを考えずに仕事をしろ」と強い口調で言いました。
気に障ったのだろうかと思い、私は「申し訳ありません」と頭を下げました。するとちょうど社長が現れ、花を見て
「いいね。職場が明るくなる」と感心されたのです。
その瞬間、A山部長は私の前に出て、「私が部下のために用意したんです」と、まるで自分の手柄であるかのように話し始めました。
私は言葉を失いましたが、これがA山部長の“いつものやり方”なのだと、このときはっきり理解しました。
奪われる成果、押し付けられる責任
社長が去った後、私は勇気を出して言いました。
「先ほどは役に立たないとおっしゃっていましたよね。あの花を飾ったのは私です」
しかしA山部長は、「部下のやったことは上司の成果だ」と取り合いませんでした。
こうした出来事は一度や二度ではありません。部下が時間をかけてまとめた資料や成果は、いつもA山部長の名前で報告され、評価だけが彼のものになっていったのです。








