
結婚を機に直面する、義実家独自のルールや価値観のズレ。日程へのこだわり、過激な教育論、孫への差別……。戸惑い悩みながらも、自分たちの幸せを守るために「心地よい距離感」を選び取った3人の体験談を紹介します。
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大安でないと許されない結婚式の日程

「大安でないとダメ」――結婚式の日程をめぐり義母の強いこだわりに直面しました。私の夢だった結婚式は、思いも寄らぬ形で揺らぐことになったのです。
結婚式の日程を決める際、お互いの両親に「どうしても都合がつかない日があるか」を確認しました。私の両親は「いつでも大丈夫」と快く答えてくれましたが、夫の母からは「大安でなければダメ」との返事。暦を気にするのは想定内だったので、入籍日は義母の希望通り吉日の一つである一粒万倍日を選びました。
その後も「本籍地を夫の実家にするように」と言われました。しかし、私たちは関西に住んでおり、夫の実家は九州。生活の基盤はあくまで今の住まいにあるため、遠方の実家に籍を置くことは現実的ではないと考え、従うことはできませんでした。あまりに干渉してくる義母に対して、結婚式の席順や料理、将来的には子どもの名前にまで口を出されるのではないかと不安が募りました。
夫から義母に伝えてもらったところ…
私にはずっと思い描いてきた結婚式のプランがあったため、夫に「これ以上口を出さないように伝えてほしい」とお願いしました。
夫が義母に伝えたところ、今度は私の母に直接クレームの電話がありました。「自分の息子が悪い方向に変わってしまった」「なぜお嫁さんは素直に『はい』と言えないのか」と、30分以上も不満を語っていたそうです。これをきっかけに夫は実家と縁を切る決断をしました。
最終的に、私たちは結婚式を挙げることができず、縁を切ったことで、結婚祝いも結局もらえませんでした。口を出すだけでお金は出さない義実家に、今は複雑な思いが残っています。
◇◇◇◇◇
結婚式は私にとって大切な夢でしたが、義母の強い干渉で実現できませんでした。夫が私の気持ちを尊重してくれたことは救いでしたが、親との距離感の難しさを実感する出来事となりました。
著者:鈴木ななこ/30代女性・会社員
イラスト/ほや助








