息子に見られた大きな変化

かつて前向きで社交的だった息子が、次第に内向的で反抗的な態度を見せるようになりました。親としては戸惑いと不安を禁じ得ませんでした。
そして、ある日のこと、息子の学校の成績が極端に下がり、私は大きな失望と怒りに駆られてしまいました。息子の気持ちを考えることなく、非難の言葉を浴びせかけてしまったのです。
その夜、私と息子は無言のまま別々の部屋に閉じこもりました。
しかし数日がたち、このままでは家族関係が修復不可能になるのではと危惧するようになりました。何かを変えなければと感じ、解決策を模索しました。
まず自分の接し方を振り返り、母親側の視点にとらわれ過ぎていたことを反省しました。そこで、息子の立場になって物事を見直すことにしました。そして、対話の機会を設けることにしました。
週末を利用し、落ち着いた雰囲気のカフェで息子と話し合うことにしました。そこで、これまで見落としてきた息子の本当の思いや夢、目標を聞くことができました。一方で、息子の側からも私の懸念を理解し始める姿勢が見られ、徐々にお互いへの共感が芽生えてきたのです。
息子の興味、関心や趣味活動を尊重しつつ、学業面での一定の成果を求めていく、そういった形で私と息子は結論を出すことができました。
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思春期は親子ともに成長する時期。子どもの気持ちに耳を傾け、お互いを理解し合うことで、対立を乗り越え、強い信頼関係を築くことができると思います。コミュニケーションを重視し、粘り強く対話することが大切だと学びました。
著者:山田花子/40代女性・主婦
イラスト/きょこ








