ショック!「ママ、口が臭い」

50代になった私が悩まされるようになったのは、口の中の渇き。喉が渇くのではなく、口が渇くのです。ある日、子どもから「ママ、口が臭い」と言われ……。ショックでした。
もしかしたら口の中を清潔にすることで改善できるかもしれないと思い、思いつくあれこれを試してみました。歯磨きの回数を増やす、歯磨きの方法を変えてみる、たまにはマウスウォッシュで口の中をすすぐ、何か食べた後はうがいをするなどです。
その後しばらくして、偶然手に取った雑誌の更年期特集のページが目に留まりました。口の中の乾燥とその対策として、唾液を分泌するトレーニング方法が掲載されていたのです。
トレーニングは2つだけ。1つ目は、唇と前歯の間に舌を入れ、そのまま舌を時計回り・反時計回りに3回ずつ動かすもの。
2つ目は、顎のとがった部分の内側のくぼみにある舌下腺(ぜっかせん)に、両手の親指をそろえて当ててゆっくり押し上げ、5秒押して唾液の分泌を促すという簡単なものでした。私は1日に2、3回をめどに気が付いたときにいつもおこなうようにしました。
あるときから口の中の渇きは改善されたように感じました。「やったー! 調子が良くなった!」と、トレーニングをやめてしまうとまた元通り。
原因は加齢とホルモンバランスだった
「この口の乾き、年齢が関係あるの?」と自分なりに調べてみると、口の中が乾燥するのは50歳以上の女性に多いようです。年を重ねると、口の周りの筋肉や歯の衰えなどからかむ力が低下し、唾液の分泌量が少なくなってしまうとのこと。また、女性の場合は、女性ホルモンの分泌が低下するので、それに伴って唾液の分泌量も減ってしまうようです。
さらに、唾液には抗菌作用や自浄作用があるので分泌が少なくなると口の中に雑菌が増えてしまい、口臭が強くなって虫歯や歯周病、口内炎などの病気になりやすいとのこと。
何か食べるときにはゆっくりよくかんで食べること、みかんなどの柑橘系や梅干しなどの酸味のあるものを食べて唾液の分泌を促すこと、水分を時々口にして口の中の保湿をすること、部屋が乾燥しないようにするなどで軽減できるようなので、気を付けようと思います。
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口の中の渇きは、唾液の分泌量が低下することによって生じるなんて思いもよりませんでした。これからもガムをかむなど簡単なことから生活に取り入れ、日常生活の中で改善していけたらと思います。
監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)
日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
著者:蜜柑/50代女性・あちらこちらに出てくる違和感と上手く共存しながら頑張っている主婦。
イラスト/きびのあやとら
まとめ
更年期の症状といえば、イライラやホットフラッシュなどが知られていますが、体験談のように意外な場所にも症状は現れます。つらいときは抱え込まず、専門医に相談してみてはいかがでしょうか? 適切な治療やケアにつなげることが改善への第1歩です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています








