



カカオです。
モモ先輩が連れてきた男性たちは、先輩と同じマルチ商法の仲間でした。3人が並ぶと、それだけで妙な威圧感があります。なぜか口々に、私のことを絶賛してくれるので、つい心が揺らぎそうになりましたが、気を取り直しました。
そしてモモ先輩たちが切り出したのは、なぜか「人生」の話。今の人生に100%満足していないなんて、もったいないことをしていると言われました。
人生を充実させるためには、自分たちの仲間にならないか?と。
ついにマルチ会員のお誘いです。恐怖にかられた私は、モモ先輩を救い出すどころか逃げるのが精一杯でした。
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カカオさんは自分がカモにされていると知りつつも、モモ先輩と関係を保ち、マルチ商法をやめてもらおうと考えていました。しかし、そんなカカオさんの純粋な気持ちを、先輩は自分たちの世界へ引き込むための「隙」として利用しようとします。カカオさんにとっての憧れの人だっただけに、悲しい現実に胸が痛みます。
相手を信じたい、助けたいと願うのは決して間違いではありません。ですが、今の先輩が見ているのは「友人としてのカカオさん」ではなく「勧誘のターゲット」でしかありません。時には相手を救うことよりも、自分の心と安全を守るために「逃げる」という選択肢を持つことも、自分を大切にするための勇気なのかもしれません。
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