医療機関を受診するなら何科でどんな治療?
整形外科や内科、婦人科を

セルフケアをおこなっても改善しない、頭痛で毎日の生活に支障を来すような場合には、整形外科や内科、婦人科を受診してみましょう。整形外科では鎮痛剤、筋弛緩剤のほか、赤外線、ホットパックなどの温熱療法、脊椎を伸ばす牽引法などで治療していきます。
婦人科や内科では、首や肩の凝りの症状に合わせた漢方薬が処方されます。葛根湯は風邪薬のイメージがあると思いますが、肩凝りにも効くとされます。また、肩凝り・頭痛は漢方学的に瘀血(おけつ)・水毒(すいどく)の所見とされ桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)や当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)も効果的です。
さらに凝りがひどい場合は、麻酔科(ペインクリニック)での治療もあります。痛みを起こす部分(トリガーポイント)に神経ブロック注射をおこない痛みをなくします。ブロック注射は局所麻酔と同様なので、本当に激しい症状のときにおこなう治療法です。
・整形外科で鎮痛剤、筋弛緩剤、温熱療法、牽引法など
・婦人科や内科では漢方薬が処方される
起こりやすい病気と注意したいこと
肩凝りと勘違いしやすい五十肩に注意

この時期に肩凝りと勘違いしやすい症状に、五十肩(肩関節周囲炎)があります。棚の上の物を取ろうとして手を上げたときなどに痛みが出るもので、肩の関節が炎症を起こしている状態です。
この場合はもんだりしないで、整形外科を受診して安静にしながら消炎鎮痛剤で痛みを抑えます。その後、再発しないようリハビリ指導などを受け経過を見ます。放っておくと、関節が固まってしまうこともありますので注意しましょう。
まとめ
「いつもの肩凝りだから」と諦めてしまいがちな首や肩の重だるさ。しかし更年期においては、単なる筋肉の疲れだけでなく、ホルモンバランスの変化という「体の中から生じている SOS」の可能性があります。
今回のポイントは、「まずは血流を促すセルフケアを試し、改善しなければ我慢せず専門医を頼る」という二段構えの姿勢です。漢方薬やブロック注射など、医療の力を借りることは決して大げさなことではありません。
首や肩が軽くなれば、気持ちまで前向きになるものです。自分の体の変化を「加齢のせい」と片付けず、今の自分に合った心地よいケアを一つずつ見つけていきましょう。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
取材・文/アキモトスズ
「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。








