
結婚してから数年、夫とは意見が食い違うことがあっても、その都度話し合いで乗り越えてきました。大きな不満を抱えることもなく、「私たちは大丈夫」と思っていたのです。けれど、育児が始まった途端、その自信は音を立てて揺らぎました。
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夜泣きに追われる日々と、突き刺さったひと言
子どもが生まれてから、生活は一変しました。夜泣きで何度も起きる日々が続き、慢性的な寝不足。心身ともに余裕のない毎日でした。そんなある日、夫に言われたのです。
「もっと気を配ってくれればいいのに」
その言葉に、私は戸惑いました。何に対して、どう気を配ればいいのか。具体的な説明はなく、私は思わず「じゃあどうすればいいの?」と尋ねました。すると返ってきたのは、「それぐらい察してよ」というひと言。
その瞬間、胸の奥がすっと冷えていくのを感じました。家族として一緒に困難を乗り越えたいと思っていたのに、私だけが試されているような感覚になったのです。
「察してほしい」に感じた距離
夫に悪気があったわけではないのかもしれません。ただ、「察してほしい」という言葉は、当時の私にはあまりにも重く響きました。
余裕がない中で相手の気持ちまで推し量ることは、正直簡単ではありません。それでも私は、「この人とは価値観を分かち合えないのではないか」と考えてしまいました。一緒に育児をしているはずなのに、どこかで温度差を感じてしまったのです。








