
私は現在65歳。外国人留学生の多い学生寮で、食事や清掃を担当するパートをしています。子どもは4人。長男をはじめ、全員有名大学卒の優秀で思いやりのある子に育ってくれました。そしてこの度、28歳の長男が結婚することに。親としてはうれしい限りだったのですが……。
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婚約者から届いた、少し気になるメッセージ
ある日、結婚準備で忙しいはずの長男の婚約者・A美さんから「お願いがあります」というメッセージが届きました。彼女にはこれまでに何度か会ったことがあり、明るく素直そうな印象を持っていました。
「できることなら協力しますよ」と返信すると、「海外風の式にしたいので、着物はご遠慮いただけますか。黒い着物は避けてほしくて」とのこと。黒留袖は格式ある礼装ですが、主役は2人です。私は快く了承し、「では白以外のロングドレスを選びますね」と伝えました。
すると返ってきたのは、「案外常識があるんですねー。お義母さんのことだから知らないかと思っていました」という一文。
冗談半分なのかもしれませんが、どこか引っかかるものがありました。それでも、長男が選んだ人です。きっと準備で忙しく、気持ちが不安定なのだろうと自分に言い聞かせました。
結婚式当日に漂う違和感
迎えた結婚式当日。新郎側の控室で親族と他愛のない会話をしていたのですが、長男の表情がどこか硬い様子。漂う違和感に「何かあったの?」と聞くと、「今朝、A美と少しもめてしまって……」と言葉を濁します。
それでも「何かあるなら今のうちに話しなさい」と私が言うと、長男はぽつりと「向こうの家は、学歴をとても重視する考え方なんだ」と話し始めました。
それ自体は価値観の一つです。しかし、手前みそですが長男は有名大学出身。学歴至上主義の方々が問題にするところはないはずなのに……と、どこか違和感を覚えました。








