学歴よりも大切なもの
私は高い学歴があるわけではありませんが、学生寮でのパートを通して英語を身につけてきた過去があります。
それを知っている長男は「母は進学こそしなかったけど、現場で生きた英語を習得した。もともと頭の良い人なんだ。自分たち兄弟は4人とも希望の大学に行けたけれど、これも母さんが教育熱心だったおかげだよ」とA美さんに言います。
優しすぎて強くは言えない性格だと心配していた長男の言葉に、私は胸が熱くなりました。
結婚式は中止、そして新たな一歩
話し合いの末、結婚式は中止となりました。価値観の違いが大きかったことが理由です。後からわかった事実もいくつかありましたが、ここでは詳しく触れません。ただ、あのタイミングで大きな価値観の不一致に気付けたことは、不幸中の幸いだったと思っています。
長男は「しばらくは仕事に集中する」と前向きに歩み始めました。私はこれまで通り、学生寮での仕事を続けています。留学生たちとの日々は刺激的で、まだまだ学ぶことばかりです。
学歴や肩書きではなく、人としてどう生きてきたか。あの日、息子が示してくれたのは、その大切さでした。
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結婚は家と家のつながりでもあります。価値観の違いはあって当然ですが、互いへの敬意がなければ結婚は成り立ちません。
今回のケースでは、結婚式当日に大きな決断をすることになりましたが、長男の冷静な判断は見事でした。肩書きではなく人柄を見ることの大切さを改めて感じさせられる体験談です。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※一部、AI生成画像を使用しています。








